梅干の量目検査
計量法に基づいて梅干食品を検査するには、液汁やしその入った梅干ならそれも取り除かなくてはなりませんからね。
梅干は食べるにしても梅干の入っている液汁や色や風味付けに入っているしそって食べますか?
一般的には梅に添付されているしそや液汁は、食べませんよね。
なので、計量法に基づいた梅干の量目(グラム数やキログラム数)は、梅干の容器に入った液汁やしそって除外された量目ではいっているかと思います。
品質検査での量目検査の仕事では、液汁やしそを取り除く作業ってちょっと時間がかかってしまったりします。
梅干製品の外装容器のふたを開け、だいたいポリ袋にはいっている梅干製品を開放状態にして中に入っているしそをピンセットを使用してひとつ一つ丁寧に取り除きます。
よく見ないと梅干群の底のほうに入ってしまっているしそもあるので丁寧に見てしその取り残しがないように取り除くようにします。
次に梅干の入ったポリ袋ごと外装容器から梅干をポリ袋ごと取り出します。
そしたら、ポリ袋の開口ぐちを手で押さえつけ梅がこぼれ落ちない様にして斜め、若しくは逆さまにして液ヌキをします。
ここで注意しなければいけないことは、自然にたれ落ちる程度にしないといけません。
ここで焦って力を入れて絞ったりしてしまっては、規定されている液汁より多く出てしまい最初からやり直しですからね。
焦らず、ぽたぽたとたれ落ちるのを待ちましょう。
液汁がポタポタと自然に垂れ落ちなくなったら、検定済の計量器で梅干とポリ袋の総量を計量し、値をメモしておきます。
次に梅干を他の容器に移し替えてポリ袋のみを水洗いしてタオルなどで充分水分をふき取り、検定済の計量器で梅干の入っていたポリ袋を計量します。
そして梅干とポリ袋の総量からポリ袋の重量を引いた数値が梅干の内容量となります。
梅干は、「6.果実及びその加工品(果実飲料原料を除く。」の「(2) 漬物(缶詰及び瓶詰を除く。)及び冷凍食品(加工した果実を凍結させ、容器に入れ、又は包装したものに限る。)」に分類され、
◎ 5g以上50g以下の梅干は6%
◎ 50gを超え100g以下3g
◎ 100gを超え500g以下3%
◎ 500gを超え1.5kg以下15g
◎ 1.5kgを超え10kg以下1%
の数値内でマイナスにあたる数値で収まっていなければ、計量法による基準に満たしていなく表示義務の違反となってしまいます。
但し、量目を超える部分については、規制はないのですが、あまりにも多すぎるのも一般論的に良くないので改善が必要とされるかと思います。
過去から現在までいくつかの会社で品質管理の仕事をしてきましたが、どの企業も量目不足は例え法定範囲内であっても認められないという暗黙のルールがありますので、量目不足が生じた場合においては、改善は必要だと思います。
Posted by hinkan : 23:06 | Comments (0) | Trackbacks (0) | Page Top ▲
加工食品品質表示基準等の一部改正
今日は、丸の内線が朝止まってしまった様でダイヤが乱れてるのとの情報から、日比谷線で農林水産省のある霞ヶ関駅へ向かいました。
13時30分からということなので、遅れない様にと早めについてお昼ご飯を食べようとしましたが、農林水産省の目の前にでるA7出口から周りを見回すと食べれそうなところって何もないのですね。
農林水産省の中に行けば何かあると思い入り口で免許書を見せてから入りました。
地下には、ローソンと薬局みたいなお店でお弁当を売っていましたので、そこで済ませました。そしてイソイソと正面玄関から入って2階にある喫煙所へ向かい一服タイムの後、加工食品品質表示基準等の一部改正の説明会に参加しました。
加工食品品質表示基準等の一部改正の説明会では、資料も配られ、ミートホープの食肉偽装の例を挙げて、農水のJAS法では、最終表示にあたる業者は取締りの対象になりますが、業務用の最終表示に当たる業者以前の工程を担う業者については取り締まれないということもあり、業務用の業者に対しても加工食品品質表示基準を設け最終表示業者へ円滑な情報提供を行い適正な表示を行なってもらい消費者に対しての信頼の回復を目的としたものであるということでした。
なので、今まで、食品衛生法に基づく表示は行なわれていてもJASに基づく表示が無かった業者も適用されることになるのですね
。施行日は、4月1日からスタートするので、その方法についてなど農林水産省のホームページから探してみる必要性があります。
ちなみに加工食品品質表示基準等の一部改正案についての意見・情報の募集の結果からを読んでおくといいかと思います。
出てみて感じたことですが、農水にしては、意外とラフに食品業界に対応できるように作ってあるなと感じました。
わざわざそれぞれの加工食品原料に対して個々に表示させなく、規格書をもって情報伝達でOKとか、伝票に何を何の食品表示で流通を行なったか記載でもOKや当然、記入順番なども規制はないとのことであり、現状にそった形での加工食品品質表示基準等の一部改正施行であるといった感想です。
まあ、食品の加工食品を取り扱っていれば、納品先からの規格書請求などは当たり前にあることであるので、情報を正確に伝達し、記録を残していけば対応できるので、後は、ちゃんと加工食品品質表示基準を理解して若しくは、仕入メーカーに理解させれば、円滑に進むものと思われます。
Posted by hinkan : 22:14 | Comments (0) | Trackbacks (0) | Page Top ▲
食品業界の再就職と転職のリスク
現在においても食品品質管理の仕事に就いていますが、再就職・転職について経験上感じたことがあります。
新卒で就職した会社は、十年以上勤め、中小企業でもあったので30代前半で課長職にもなり、仕事や社員の歴史や過去の流れなどについていろんな方とのコミュニケーションの中で情報を得てよく知っていたほうだと感じています。
しかしながら、食品業界でも違った世界を知りたいと感じ転職してみましたが、他の食品会社へ入社するということはある意味、新入社員になるということであり、歴史や過去の流れ、新しい仕事について学び直さなければならないという大きなエネルギーが必要になり、以前、食品の商品開発、研究開発、品質管理で得た知識や経験は、本人の知識として生かされるものの、その食品会社にあったルールへのアレンジに対しても譲れない葛藤や考え方の違いの壁にぶつかることもあります。
なので、今考え直すと当時、ちょっと安易だったかな?
と後悔を感じることもあります。
そんな中、人材バンクネットに登録して食品業界の再就職というか再転職を考え在職中に就職活動を行ないました。
前回は、食品業界の品質管理の仕事であるという最低限の条件だけで就職してしまいましたが、人材バンクネットでは、職安では得られない好条件かつ好みの職種などを設定して掲載して、匿名のスカウト方式であったので、今度は慎重に食品のジャンルの中でいろいろと選べました。
その中で最も仕事内容に興味をひき、給料面や待遇面も満足のいく現在の会社の食品部門の品質管理の仕事に就く事ができました。
まだまだ、歴史や過去の流れ、新しい食品の仕事について学び直さなければならないということも多々ありますが、仕事環境が良いので苦にはなっていませんし、逆に楽しく意欲的に取り組めているので良かったと感じております。
ある意味、食品業界の再就職と転職のリスクというのは、勤めてみなければ分らないところもありますが、事前に情報収集を十分に行い、自分に合った会社を見つけてからの再就職や転職が成功のカギであるのでは?と感じます。
特に食品の品質管理や研究開発の仕事を探すのには、募集・求人数も少なく人気があるようなので転職・再就職を考えるのなら、情報の窓口を広げ意欲的に取り組むことが失敗のしない会社選びとなるかと思います。
もし、そうでないなら、現在の食品会社でがんばることをお奨めします。
Posted by hinkan : 22:25 | Comments (0) | Trackbacks (0) | Page Top ▲
地産地消とは
食品に携わっているとよく耳にすることば、地産地消というを聞いたことはありませんか?これって、「ちさんちしょう」といって、略語なのです。
さて、なんの略語かといいますと地域で生産した食品を地域で消費するといった意味でもあり、農産物や水産物の食品を地域生産地域消費する全国各地の農業関係者がよく使うことばなのです。
しかしながら、近代化されたこんにちの日本に於いて、流通の便利さや食品の関税の引き下げはたまた日本の農家の減少に伴い、海外からの輸入食品に頼る地産地消と逆の遠産遠消、「えんさんえんしょう」というのでしょうか?このように食生活は変わってきました。
遠産遠消には、季節や場所を問わず、なんでも好きなものが食べられるといった良い点もありますが、私にとっては、地産地消の考え方の方が好きです。
地産地消は、日本には四季という季節があるので、それぞれの旬という一番美味しい時期にとれた食品を流通経路が少なく新鮮な状態でピークを食べられるといったことや、季節季節に応じてその土地でとれた食品文化にふれられるといったなんとも古風な和文化を満喫できるといったことから好きです。
また、地産地消だと流通コストが削減されるので、安く手に入りやすいといったメリットも生じてくるかと思います。
しかしながら、現代の日本に於いては、第一産業である農業生産が減っているので、なかなか難しい状況でもあるようです。
世の中食生活の報道などで騒がれておりますが、加工食品に依存している現状を変えていかなくてはならないのではと感じます。
Posted by hinkan : 03:03 | Comments (0) | Trackbacks (0) | Page Top ▲
餃子原料価格の値上がり
餃子の殺虫剤メタミドホス混入食中毒の問題で各食品加工メーカー・食品原料メーカーさん達の食品原料原産地を中国産から国産の原料へ変更により、需要と供給とのバランスが崩れて原料の取り合いになって需要が非常に多くなり、供給が間に合わない。よって、仕入れ価格が上がり末端にあたる消費者にもそのお財布事情は影響を受けているようです。
今日、ニュースでは、スーパーでニラの価格が高騰と報道されていましたが、現在それに輪をかけて深刻な問題として小麦の値上げという食料事情もあり、なんだか物価がみんな高くなっていくように感じます。
その分、お給料も増えれば良いのですが(笑、原価そのものが上がっているのでそういう訳には、いきませんよね(汗。
さて、原料価格の値上がり、値上がりと良く聞きますが、そもそも、日本の食糧事情は?と考えさせられるものがあります。
海外の方が安いからといって第1産業の内需を怠ったつけではないか?と考えられます。
まあ、所謂日本人の悪いところでお金を出せば…という考えではなかと考えてしまいます。
そもそも海外、特に中国ではなんで安いか?ということです。
確かに中国の田舎の地方に於いては人件費は安いので安く出来るかと思います。
しかしながら、それを作るにあたり、残留農薬検査費用や品質が安定しているかの検査・管理費用などを考えると安心・安全を求めるのに日本以上に費用がかかるのも事実かと思います。
そして輸出費用、関税、構内の輸送費を考えてみるとどうなのかな~と考えてしまいます。
まあ、この辺は、品質管理の仕事をしている上でのたわごとです。
それはそうと、中国の天安食品殺虫剤混入食中毒の件では、あれだけの濃度は確かに残留農薬といわれるレベルではないような感じもします。
また、日本の健康と食糧事情もあることなので、原因究明と再発防止について明確な答えが出るといいですよね。
というより、もう企業というよりは、国家レベルの大問題でもあるのでお忙しいとは思いますが、がんばってください。お願い申し上げます。
Posted by hinkan : 23:51 | Comments (0) | Trackbacks (0) | Page Top ▲
管理人:品管人

